腰椎捻挫(ようついねんざ)

①腰椎捻挫(ようついねんざ)
主に重いものを持った時や、前かがみで物を取ろうとした時に腰に激痛が走るタイプです。
捻挫とは、関節が『本来曲がることができる角度』以上に曲げられたときに起こるもので関節におこります。
関節が瞬間的に過剰に曲げられることで、骨同士をつないでいる靭帯(じんたい)の一部が切れて炎症が起きますが、
骨には異常がないので、レントゲン検査では異常は見られません。
更に足首の関節の捻挫なら腫れるので見ても分かりますが、腰の関節は奥にあるため、腫れが分かりにくいのです。
しかし、触ってみると若干盛り上がっていたり、やや熱感があったり、筋肉が異常なほど固くなっているのが分かります。
足の捻挫ならば、歩かなければ激痛は来ませんが、腰の捻挫は起きる・立つ・寝返りの他にもセキをする、くしゃみを
するなどあらゆる動作で痛みが発生します。


 
これは足関節の捻挫と同様、靭帯の炎症が収まってくるからです。
ただし、一度ひどい捻挫を起こすと、靭帯が伸びたままになるため、次回は一回目よりも簡単に捻挫しやすくなってしまいます。
「ぎっくり腰がクセになる」と言われるのはこのためです。ゆえに何度もぎっくり腰を繰り返すと、どんどん、ぎっくり腰になりやすい体になってしまいます。

逆にぎっくり腰にならないようにするには「ぎっくり腰にならない期間を長くして、伸びた靭帯が戻るのを待つ」しかありません。
長い期間(3~5年)ぎっくり腰にならなければ、伸びた靭帯は少しづつ縮んでくるので、多少ぎっくり腰にはなりづらくなってきます。  
  
よく「同じ仕事をしていてもぎっくり腰になる人とならない人がいるのはナゼ?」と聞かれますが、それはその人が、たまたま捻挫(ぎっくり腰)を起こしたことがないというだけで、何度かひどいぎっくり腰をやれば、たちまちその人もクセになることは
確実です。

腰椎捻挫の治療方法は痛みの程度によって異なります。
自力で動けない場合は、緊張の強い骨盤周りの筋肉(中臀筋)を緩める事と消炎を行います。    
腰椎捻挫は痛みは激烈ですが治癒するのは早い(2~6日)ことが多いようです。